顎関節症の患者はここ十数年で15倍にも増加したとも言われます。
お子様~高齢者まで幅広くみられる病気ですが、年齢では10代半ばから増え始め20~30代が多く、男性よりも女性の方が約2倍多くいると言われています。
顎関節症はもともと20~30代の女性に多いことで知られていましたが、男性の約1割、女性ではなんと2割の方がこの病気の疑いがあることがわかりました。
女性がなぜ多いのかはよくわかっていませんが、女性の方が筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高く痛みに敏感になりやすく、健康にたいする関心が高く、女性ホルモンに関係がある、などと言われています。
男女ともあごが発達するにつれて症状が出てくることが多く、だいたい小学校高学年くらいから高校生くらいまでに発症することが多いようです。
ここ何年かで患者数が増加していることを考えると、最近の若い世代の食習慣、生活習慣などとの関連性もあると言えます。